伺事(読み)うかがいごと

精選版 日本国語大辞典 「伺事」の意味・読み・例文・類語

うかがい‐ごとうかがひ‥【伺事】

  1. 〘 名詞 〙 室町後期、幕府訴訟制度における御前沙汰で、奉行人将軍に訴訟の最終的な裁決を申請すること。評定衆あるいは右筆方結論をまとめた「意見状」が作成されたのち、将軍の前でこれを報告して裁決を申請した。また、一般に、引付内談衆が将軍の前に参上し、議決されたことを報告して裁可を求めることをさす。〔内閣文庫本建武以来追加‐正長二年(1429)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android