御前沙汰(読み)ごぜんざた

  • おまえざた おまへ‥

世界大百科事典 第2版の解説

室町幕府において,将軍臨席を得るか,将軍の裁可を得る手続きを伴って行われる評定(ひようじよう)。初期には見られず,15世紀初頭,足利義満の晩年ごろより見られる。公家社会では朝廷の行事を〈政事〉と呼ぶのに対し,一般の訴訟は〈雑訴〉と呼ばれていたので,これにならい〈雑訴沙汰(ざつそざた)〉と呼ばれることもある。室町幕府は,その成立の当初においては,鎌倉時代の北条義時・泰時ごろのいわゆる執権政治全盛期を模範としていた。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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