低身長のいろいろな原因と対策(読み)ていしんちょうのいろいろなげんいんとたいさく

家庭医学館の解説

ていしんちょうのいろいろなげんいんとたいさく【低身長のいろいろな原因と対策】

 低身長(成長障害)はつぎのようなさまざまな原因でおこります。
①ホルモンの異常(成長ホルモンの不足、甲状腺(こうじょうせん)ホルモンの不足)
②染色体(せんしょくたい)の異常(ターナー症候群など)
③骨、軟骨の異常(軟骨無形成症なんこつむけいせいしょう)など)
④主要臓器の異常(心臓、腎臓(じんぞう)、肝臓、腸の病気など)
⑤心理社会的原因(愛情遮断(しゃだん)症候群など)
⑥病気とは考えにくいもの(体質性低身長、家族性低身長など)
 ①は、下欄で説明したように、不足しているホルモンの補充により適切に治療できるのですが、低身長の原因全体の約10%にすぎません。
 ②と③のうち、ターナー症候群と軟骨無形成症は、成長ホルモンによる治療が可能になってきました。
 ④はもとの病気への対処がたいせつですが、治療の結果必ずしも成長が正常化するとはかぎりません。
 ⑤は、軽いものも含めるとまれではないようです。子どもへの心理的ストレスの排除と、良好な環境が必要になります。
 ⑥は、低身長全体の約75%を占めますが、治療法がありません。病気ではないのですが、心理的サポートが必要な場合があります。

出典 小学館家庭医学館について 情報

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