佐々木則夫(読み)ささきのりお

知恵蔵mini 「佐々木則夫」の解説

佐々木則夫

元サッカー選手、サッカー指導者。1958年5月24日、山形県生まれ。明治大学卒業後、電電関東/NTT関東サッカー部(大宮アルディージャ前身)で活躍し、大宮アルディージャユース監督などを務めた。2007年末、サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)の監督に就任し、08年、東アジアサッカー選手権(中国・重慶)で日本女子代表を初優勝に導いた。同年の北京五輪では日本女子サッカー史上初の世界大会4位を達成。11年には、FIFA女子ワールドカップ(ドイツ)で、男女を通じて日本初となる優勝に導いた。12年1月、アジア人として初となる「FIFA女子世界年間最優秀監督賞」を受賞。同年のロンドン五輪では、日本サッカー史上初となる五輪での銀メダルを獲得。さらに14年5月、2014 AFC女子アジアカップ(ベトナム)を初制覇した。

(2015-6-18)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐々木則夫」の解説

佐々木則夫 ささき-のりお

1958- 昭和後期-平成時代のサッカー監督。
昭和33年5月24日生まれ。帝京高時代は主将をつとめ,インターハイ優勝。NTT関東サッカー部(現・大宮アルディージャ)時代はMFとして活躍し,昭和62年同チームコーチ,平成8年監督となる。18年女子日本代表(なでしこジャパン)コーチ兼U-15/U-16女子日本代表監督。19年なでしこジャパン監督に昇格し,20年北京五輪4位,23年国際サッカー連盟(FIFA)ワールドカップ(W杯)優勝に導く。23年国民栄誉賞(団体受賞)。翌年FIFA女子年間最優秀監督に選ばれる。山形県出身。明大卒。

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