日本歴史地名大系 「佐喜浜八幡宮」の解説
佐喜浜八幡宮
さきはまはちまんぐう
佐喜浜川河口北岸に鎮座。祭神は応神天皇。旧郷社。「南路志」所引の社記によると「本地仏阿弥陀如来瑪瑙之正像、御長五寸、坐像之半面裏へ書付有之候へとも慥ニ相見不申」とある。社蔵の「八幡由来記」には、神体が
経筥銘(蠧簡集脱漏)に「佐貴郷八幡宮奉施入 妙法蓮華経巻三、仏説普賢経最勝王経十巻、自在王経三巻、理趣経金剛般若経般若心経各一巻 天福元年十二月十三日癸未供養 願主中務丞藤原近俊」、また「奉施入金泥法華経一部 願主僧円真朝円 延元三年戊丑閏七月」とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報