佐渡志(読み)さどし

日本歴史地名大系 「佐渡志」の解説

佐渡志
さどし

一五巻・附録図一巻 田中美清(葵園)

成立 文化年間

写本 舟崎文庫・岩木文庫・荏川文庫・新潟県立図書館・国会図書館ほか

解説 佐渡奉行所の田中美清が、西川明雅とともに編纂した佐渡の地誌。各巻は各々建置・形勝・田土・食貨風俗・官員・武備・祥異・神祠・仏寺・古蹟・遷流・遺事・物産を内容とする。弘化年中、美清の子藤木実斎が補完した。

活字本 越佐叢書四・七、佐渡叢書二


佐渡志
さどし

三巻 通称子山佐渡志 藤沢子山(周)

成立 天明―寛政年間

写本 舟崎文庫・荏川文庫・高橋文庫

解説 著者は湊(両津市)医師。巻一―二は火災で失われ、巻三寺社部のみが伝存

活字本 佐渡叢書五

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android