佐藤信季(読み)さとう のぶすえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐藤信季」の解説

佐藤信季 さとう-のぶすえ

1724-1784 江戸時代中期の農政学者。
享保(きょうほう)9年11月15日生まれ。佐藤信景(のぶかげ)の子。医業のかたわら農政学をおさめる。子の信淵(のぶひろ)をつれて蝦夷(えぞ)地(北海道)や東北,関東の各地を視察し,下野(しもつけ)(栃木県)足尾滞在中の天明4年8月3日死去。61歳。出羽(でわ)雄勝(おがち)郡(秋田県)出身。号は玄明窩。著作に「隄防溝洫志(ていぼうこうきょくし)」「漁村維持法」など。

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367日誕生日大事典 「佐藤信季」の解説

佐藤信季 (さとうのぶすえ)

生年月日:1724年11月15日
江戸時代中期の農政学者
1784年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の佐藤信季の言及

【網元】より

… 網元経営のやや具体的な理解のために九十九里浜の地引網経営を少しみよう。1780年(安永9)の佐藤信季の《漁村維持法》によれば,九十九里浜の地引網は総数200帖と称し,その盛大ぶりに驚いている。1882年の調査によれば5郡60村にわたる九十九里浜の地引網は,すでに衰退過程に入りかけていたときながら,174帖であった。…

※「佐藤信季」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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