20世紀日本人名事典 「佐藤篤二郎」の解説
佐藤 篤二郎
サトウ トクジロウ
大正・昭和期の実業家 元・九州電力社長。
- 生年
- 明治30(1897)年3月14日
- 没年
- 昭和39(1964)年11月21日
- 出生地
- 福島県飯坂町
- 学歴〔年〕
- 東京帝大工学部電気工学科〔大正10年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 藍綬褒章〔昭和31年〕
- 経歴
- 九州電燈鉄道(東邦電力の前身)に入り、日本で最初の全自動発電所・川上川第4発電所建設に参加、電気課長、技術部長を務め、昭和17年新設の九州配電理事、21年副社長、22年第4代社長となった。26年九州電力発足と同時に社長就任。28年世銀借款による苅田火力発電所建設、30年日本初のアーチ式ダムの上椎葉水力発電所を完成した。24年から取り組んだ全九州の周波数(60サイクル)統一を35年完了、同年相談役に退いた。また福岡商工会議所会頭、RKB毎日放送会長、博多ステーションビル社長を務めた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報