佐賀町代地跡見取場(読み)さがちようだいちあとみとりば

日本歴史地名大系 「佐賀町代地跡見取場」の解説

佐賀町代地跡見取場
さがちようだいちあとみとりば

[現在地名]江東区牡丹ぼたん三丁目

西と北は入船いりふね町、東は入船町立跡明地、南は海に面する(風土記稿)

文政町方書上によれば、永代えいたい橋架設の御用地として収公された佐賀町内の土地の代地として元禄一五年(一七〇二)に下され、佐賀町代地と称する。寛政三年(一七九一)高波人家が押流される被害にあったため、同六年幕府が土地を買上げ明地とした。文政元年(一八一八)幕府侍医渋江長伯が薬草の植付場として願出たが、佐賀町の商人らが人手に渡ることを憂い、自分たちの手で再開発し見取場として永銭を納めるようになった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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