佐都東郡(読み)さととうぐん

日本歴史地名大系 「佐都東郡」の解説

佐都東郡
さととうぐん

中世の俗称郡名。古代の久慈郡の郡域から一二世紀頃分立したと推定される。弘安大田文に「佐都東二百八十九丁八段三百歩」とある。郡域は里川の東岸一帯の久慈川との合流点までと考えられる。しかし嘉禄三年(一二二七)六月六日の関東下知状案(塙不二丸氏蔵)に「下 鹿島神領常陸国佐都東郡内大窪郷住人等」とあり、大窪おおくぼ(現日立市大久保町)までを含んだことがわかる。同郷は鹿島社領のため常陸一国平均の賦課の対象とはならず、弘安大田文には記載されない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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