佐須浜(読み)さすのはま

日本歴史地名大系 「佐須浜」の解説

佐須浜
さすのはま

[現在地名]石巻市渡波わたのは 佐須浜さすはま

牡鹿おしか半島西岸突出部の、万石まんごく浦北西岸に立地する。北は祝田浜いわいだはま、南は尾崎おさきをまわって小竹浜こだけはまに続く漁村。古くは指浜・目指浜とも称し、指・佐須はともに焼畑を意味し、焼畑によって開墾が進められたところと伝える(宮城県地名考)。秋田藩佐竹氏の家臣須田隼人が故あって藩を出、この地を開拓して延宝六年(一六七八)に没したが(洞源院寺伝)子孫は代々肝入を勤め、ときには狐崎組大肝入を勤めたという(渡波町史)

正保郷帳に畑方のみ記され、高二三一文。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む