何処をはかと(読み)イズコヲハカト

デジタル大辞泉 「何処をはかと」の意味・読み・例文・類語

何処いずこをはかと

《「はか」は目標の意》どこを目あてとして。
「上りけむ野辺は煙もなかりけむ―尋ねてか見し」〈更級

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精選版 日本国語大辞典 「何処をはかと」の意味・読み・例文・類語

いずこ【何処】 を=はか[=はかり]と

  1. 「はか」は「めあて」の意。どこを目あてにして。いずこはかりに。いづこはかと。
    1. [初出の実例]「いづかたに求め行かむと門に出でて、と見かう見みけれど、いづこをはかりとも覚えざりければ」(出典:伊勢物語(10C前)二一)

いずく【何処】 を=はか[=はかり]と

  1. いずこ(何処)をはかと
    1. [初出の実例]「中納言、白雪の降りつむ野辺は跡絶えていづくをはかと君を尋ねむ」(出典:栄花物語(1028‐92頃)鳥辺野)

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