作並(読み)さくなみ

改訂新版 世界大百科事典 「作並」の意味・わかりやすい解説

作並[温泉] (さくなみ)

宮城県中部,仙台市青葉区にある温泉広瀬川上流の段丘上にあり,国道48号線に沿う。ボウ硝泉,43~57℃。721年(養老5)行基の発見と伝えられる。元湯は段丘上から100段余り階段を下った川岸にあり,1796年(寛政8)の開設といわれ,新湯(神ノ湯)は1854年(安政1)の開湯とされる。付近には奥新川(おくにつかわ)の渓谷やスキー場があり,仙台からのハイカーや保養客も多い。仙山線作並駅からバスが通じる。
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百科事典マイペディア 「作並」の意味・わかりやすい解説

作並[温泉]【さくなみ】

宮城県仙台市青葉区西部,広瀬川の河床にわく温泉。アルカリ性食塩泉。43〜57℃。18世紀末に湯治場として整備されたらしく,仙台城下に近いこともあって発展したようである。仙台,天童を結ぶ作並街道(国道48号)に沿い,両駅からバスがあり,仙山線作並駅からもバスが通じる。
→関連項目青葉[区]広瀬川

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