使崩・遣崩(読み)つかいくずす

精選版 日本国語大辞典 「使崩・遣崩」の意味・読み・例文・類語

つかい‐くず・す つかひくづす【使崩・遣崩】

〘他サ五(四)〙
① まとまってあった財産などをむやみにつかってなくす。乱費して財産を散々にする。
日葡辞書(1603‐04)「タカラヲ tçucaicuzzusu(ツカイクヅス)
仮名草子浮世物語(1665頃)一「親の蓄へ置きたる物ども惜しげもなくつかひくづし」
② 使用して、もと形状をこわす。また、ことばを本来とは別の意味やまちがった意味で使う。
※今年竹(1919‐27)〈里見弴焼土「インディヴィといふのは〈略〉使ひ崩されて、ほんの『自分本位』とか、『独占』とか、『薄情』とかいふ風な場合にまでも当て嵌る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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