供先(読み)トモサキ

デジタル大辞泉 「供先」の意味・読み・例文・類語

とも‐さき【供先】

武家の供まわりの先鋒
「松平侯の―に粗忽で突き当って」〈漱石野分
供をして行った先方

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精選版 日本国語大辞典 「供先」の意味・読み・例文・類語

とも‐さき【供先】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 武家の供まわりの先鋒。供の行列先頭
    1. [初出の実例]「供先に兀山みゆるあつさ哉〈虎角〉」(出典:俳諧・柿表紙(1702)上)
  3. 供をして行った先方。
    1. [初出の実例]「供先で旦那に引けをつけぬ気で」(出典:浮世草子・傾城禁短気(1711)六)

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