…山城国綴喜郡田原御栗栖(みくるす),愛宕郡栗栖野,宇治郡小栗栖(おくるす),丹波御栖(みくるす),大和国忍海郡栗栖,紀伊国牟婁郡栗栖,同名草郡栗栖などがある。栗栖が歴史的に注意されるのは,それが天皇あるいは神社に対する栗の供御所として,御厨(みくりや)と同様の意味を持つものがあったからである。例えば,伊勢大神宮は〈朝夕御饌供奉〉のための御栗栖2町を伊賀郡に所有していたし,天皇家領として有名な田原御栗栖,丹波御栖は,蔵人所の管轄下で,毎年供御甘栗を調進した。…
※「供御所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...