便用(読み)べんよう

精選版 日本国語大辞典 「便用」の意味・読み・例文・類語

べん‐よう【便用】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 形動 ) 都合のよいこと。役に立つこと。また、そのさま。便利。
    1. [初出の実例]「唯だ便用を思ひて堅固の用を不知ときは、文にして武をわすれ陽にして陰をすつる也」(出典山鹿語類(1665)二一)
  3. ( ━する ) 小便大便をすること。用便。
    1. [初出の実例]「これや禁闕の祀事(まつりごと)或は御葬送のふしなどに、便用の為とて、やごとなき雲の上人のもたせさせ給ふ貫筒といへるものなり」(出典:滑稽本・旅眼石(1802))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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