便辟(読み)べんぺき

精選版 日本国語大辞典 「便辟」の意味・読み・例文・類語

べん‐ぺき【便辟】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「べんへき」とも。「便」は、人の意に従う、「辟」は、人のきらうことを避けるの意 ) 人の意に迎合してこびへつらうこと。人にこびてごきげんをとること。また、その人。便嬖(べんぺい)。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「いたづらに便僻(ベンヘキ)強縁をたくみ」(出典信長記(1622)六)
    2. [その他の文献]〔論語‐季氏〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「便辟」の読み・字形・画数・意味

【便辟】べんぺき

便嬖。

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