便嬖(読み)ベンペイ

デジタル大辞泉 「便嬖」の意味・読み・例文・類語

べん‐ぺい【便×嬖】

こびへつらって人の機嫌をとること。
主君などに寵愛されること。

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精選版 日本国語大辞典 「便嬖」の意味・読み・例文・類語

べん‐ぺい【便嬖】

  1. 〘 名詞 〙
  2. べんぺき(便辟)
    1. [初出の実例]「讒諛便嬖をとをざけて」(出典:十善法語(1775)五)
  3. そば近くに侍して寵愛されること。また、その人。
    1. [初出の実例]「便嬖(ベンペイ)を集めて長夜の飲をなし玉はば」(出典東潜夫論(1844)諸侯)
    2. [その他の文献]〔孟子‐梁恵王・上〕

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普及版 字通 「便嬖」の読み・字形・画数・意味

【便嬖】べんぺい

近侍のお気に入り。〔漢書望之伝賛〕之、將相に位し、師傅の恩を(か)る。~謀泄(も)れ隙開くにんで、讒之れを(かま)へ、卒(つひ)に嬖宦豎(くわんじゆ)の圖ると爲る。哀しい哉(かな)。

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