俗筆(読み)ゾクヒツ

精選版 日本国語大辞典 「俗筆」の意味・読み・例文・類語

ぞく‐ひつ【俗筆】

  1. 〘 名詞 〙 俗悪な筆跡。格にはずれた筆跡。下品な筆跡。また、俗人の書。
    1. [初出の実例]「喪羊干易とあり。干の字ふしん、干の字が俗筆の写本の易なり。正義の本、在他」(出典:玉塵抄(1563)五五)
    2. 「今時の俗筆をばならふべからず」(出典:和俗童子訓(1710)四)
    3. [その他の文献]〔山谷題跋‐巻五・跋与徐徳脩草書後〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android