保土沢新田(読み)ほとざわしんでん

日本歴史地名大系 「保土沢新田」の解説

保土沢新田
ほとざわしんでん

[現在地名]御殿場市保土沢

川島田かわしまた村の南西にあり、南西は板妻いたづま村、西は印野いんの村。貞享五年(一六八八)口上覚(三改木家文書)によれば、元来川島田村および印野村分の野であった地を開発して成立した新田で、慶安二年(一六四九)に郡奉行奥住新左衛門・代官畑七郎左衛門の見立てにより村境が確定し、承応二年(一六五三)検地を受けたという。ただし元禄一一年(一六九八)の覚(保土沢区有文書)では、開発年次を慶安三年とし、百姓須山すやま(現裾野市)からの移住という。「稲葉氏永代日記」明暦元年(一六五五)一一月一〇日条には「杉菜沢留兵衛新田」とあり、留兵衛なる人物の開発であったと考えられる。承応二年の検地帳(保土沢区有文書)によれば、高三三石余、反別は田方五反余・畑方五町七反余、名請人数二二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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