保高村(読み)ほたかむら

日本歴史地名大系 「保高村」の解説

保高村
ほたかむら

[現在地名]穂高町大字穂高 穂高本郷ほたかほんごう

日本アルプスの諸連峰を一望のもとにながめることのできる位置にあって、からす川扇状地の末端に発達した集落。扇央部分に枝村である田中たなか上原うえはらがある。

田中は長享三年(一四八九)の三宮穂高社御造宮定日記(穂高神社蔵)末尾文中にみえる集落名で、「穂高郷四至堺ノ事、東ハ千国大道ヲサカフ、南ハ柏原新居ノ沢ヲサカフ、上ハ田中ノ南、穂高セキヲサカフ、西ハ猪鹿ノ牧ノ宮ノ窪ノ東ヲサカフ、北ハ上ハ草深ノ北ノハヽサキ、下ハ御神路ヲサカフ也」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android