信を取る(読み)しんをとる

精選版 日本国語大辞典 「信を取る」の意味・読み・例文・類語

しん【信】 を 取(と)

  1. しん(信)を為す
    1. [初出の実例]「或人云、多武峯聖霊院不焼失給云々、不信事也。猶可実否」(出典玉葉和歌集‐承安三年(1173)七月四日)
  2. 相手信用にそむかないように努める。信用を得る。
    1. [初出の実例]「とかく女郎の魂胆事は変に応ずるが専要、手過ぬれば裏を掻かるものと心得て、随分信をとって嘘をつかるべし」(出典:浮世草子・傾城禁短気(1711)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android