信田沢村(読み)しだざわむら

日本歴史地名大系 「信田沢村」の解説

信田沢村
しだざわむら

[現在地名]原町市信田沢

石神いしがみ村の北に位置し、西は丘陵を境として大谷おおがい村に接する。「奥相志」に「旧下沢に作る」と記される。天保郷帳には「古者 信田沢村・椚内新田弐ケ村」と注記される。正保郷帳では田方三八八石余・畑方九五石余。明暦二年(一六五六)の高九〇〇石余(相馬藩政史)元禄郷帳によると高六〇九石余、ほかに椚内くぬぎうち新田四四二石余がみえる。なお元禄検地高は一千八〇〇石余、ほかに新田四二石余がある(奥相志)。天明三年(一七八三)の家数七六、嘉永元年(一八四八)の家数四二(検地石高収納戸口等調)。天明三年の人数二三九(ただし家数四六とある)に対し飢饉による同年の死亡離散五五(死亡四三・離散一二)とされる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android