修惑(読み)シュワク

デジタル大辞泉 「修惑」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐わく【修惑】

仏語修道によって断じられる煩悩思惑しわく

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精選版 日本国語大辞典 「修惑」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐わく【修惑】

〘名〙 仏語。修道で断ぜられる煩悩(ぼんのう)のこと。現象的な事物にとらわれる煩悩、または人が生まれつきもっている煩悩。思惑(しわく)
※日蓮遺文‐盂蘭盆御書(1280)「修惑を断じて阿羅漢となりて」

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「修惑」の意味・わかりやすい解説

修惑
しゅわく

仏教用語。2種類の煩悩のうち一つ。見惑 (けんわく) の対。見惑が仏教の説く真理を誤認するなどして生じる,思想的な迷いであるのに対し,修惑は生れながらにそなえている煩悩で,それは種々の正しい修行によってなくすことができるので修惑という。また,修惑に属する煩悩には 81種あるという説もある。

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