修惑(読み)しゅわく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

仏教用語。2種類の煩悩のうちの一つ。見惑 (けんわく) の。見惑が仏教真理を誤認するなどして生じる,思想的な迷いであるのに対し,修惑は生れながらにそなえている煩悩で,それは種々の正しい修行によってなくすことができるので修惑という。また,修惑に属する煩悩には 81種あるという説もある。

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大辞林 第三版の解説

修行によって打ち消すべき煩悩。また、人が生まれながらにもっている煩悩。思惑しわく

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 仏語。修道で断ぜられる煩悩(ぼんのう)のこと。現象的な事物にとらわれる煩悩、または人が生まれつきもっている煩悩。思惑(しわく)
※日蓮遺文‐盂蘭盆御書(1280)「修惑を断じて阿羅漢となりて」

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