修道(読み)シュドウ

デジタル大辞泉 「修道」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐どう〔‐ダウ〕【修道】

仏道を修行すること。
仏語三道の第2の位。見道で悟った真理を、具体的な事象の上で反復して観察する段階

しゅう‐どう〔シウダウ〕【修道】

道義をおさめること。
宗教学問芸道などを学び、身につけること。

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精選版 日本国語大辞典 「修道」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐どうシウダウ【修道】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 道義を修めること。人の踏み行なうべき道を身につけること。
    1. [初出の実例]「私達の愛を愛といってしまうのは止さう、も少し修道的で、も少し自由だ」(出典:道程(1914)〈高村光太郎〉冬が来る)
    2. [その他の文献]〔礼記‐中庸〕
  3. 学問や芸術などを修めること。
    1. [初出の実例]「彼も修道して仙術を心得た人物だが、俗界にいて役人を勤めていた」(出典:第2ブラリひょうたん(1950)〈高田保〉瓢箪二話)
  4. しゅどう(修道)
  5. 道路を修理すること。〔周礼地官大司徒

しゅ‐どう‥ダウ【修道】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏道を修めること。仏道を修行すること。しゅうどう。
    1. [初出の実例]「或唱誦経文。修道禅行」(出典:続日本紀‐養老二年(718)一〇月庚午)
    2. [その他の文献]〔勝鬘経‐一乗章〕
  3. 仏教の三道の一つ。見・修・無学の第二の位。見道で四諦の理を悟る無漏智を生じた後、さらに具体的な事柄のうえで、繰り返し修錬をつむ位をいう。

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普及版 字通 「修道」の読み・字形・画数・意味

【修道】しゆうどう

学道

字通「修」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の修道の言及

【仏教】より

…聖人は準備的修行(加行(けぎよう))を終えて四諦の理を観じて見道に達したもの以上で,その後究極的完成まで修行を続けることが要請される。この段階を修道(しゆどう)という。修行の完成者は阿羅漢(羅漢)と呼ばれる。…

※「修道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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