デジタル大辞泉
「鞍橋」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
くら‐ぼね【鞍橋・鞍骨】
鞍橋
- 〘 名詞 〙 馬の背に身体を固定させる装置。前輪(まえわ)と後輪(しずわ)と居木(いぎ)からなる。鞍具の代表として一般に鞍ともいう。くらじ。
- [初出の実例]「大磐宿禰馬に河に飲(みづか)ふ。是の時に韓子宿禰後(うし)ろより大磐宿禰の鞍瓦(クラホネ)の後(しり)橋(クラホネ)を射る」(出典:日本書紀(720)雄略九年五月(前田本訓))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 
鞍橋
くらぼね
馬具の一種。鞍の主要部分をいうが,鞍橋を単に鞍という場合もある。前輪 (まえわ) ,後輪 (しずわ) ,居木 (いぎ) より成る。本来革製であったが,日本の場合は木製であったようで,正倉院に朝鮮鞍式 (大陸系) のものと和鞍式の2種類が残っている。古墳から発見される場合は,木部はなくなり金具が残っているだけである。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
Sponserd by 
普及版 字通
「鞍橋」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
Sponserd by 
世界大百科事典(旧版)内の鞍橋の言及
【鞍】より
…名称は人が乗る座(くら)に由来し,鞍の字は漢代に革製品が使われていたことと関係がある。近代以前の騎馬では,馬の背に韉(したぐら)(下鞍)をかけ,鞍褥(くらしき)を重ねて鞍橋(くらぼね)をのせ,鞍覆(くらおおい)を敷いて両側に[障泥](あおり)を下げると一そろいになった。この鞍橋のことを一般に鞍という。…
※「鞍橋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
Sponserd by 