倐忽(読み)しゅっこつ

精選版 日本国語大辞典 「倐忽」の意味・読み・例文・類語

しゅっ‐こつシュク‥【倐忽・倏忽・儵忽】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用ナリ・タリ 〙 時間の短いさま。すみやか。たちまち。にわか。急。
    1. [初出の実例]「炎凉倏忽、景物斡流」(出典:本朝文粋(1060頃)一・落葉賦〈紀斉名〉)
    2. 「然はあれどその倐忽(シュクコツ)にして滅するや、彼も此も迹の尋ぬべきなし」(出典即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉即興詩の作りぞめ)
    3. [その他の文献]〔戦国策‐楚策・頃襄王〕

しゅく‐こつ【倐忽・倏忽・儵忽】

  1. 〘 名詞 〙しゅっこつ(倐忽・倏忽・儵忽)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android