倒景(読み)とうけい

精選版 日本国語大辞典 「倒景」の意味・読み・例文・類語

とう‐けいタウ‥【倒景】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 地上四千里にあり、上は天に近く、下は日月を見るところ。
    1. [初出の実例]「上則跨蒼蒼。而翺翔。下則躡倒景。而徉」(出典三教指帰(797頃)中)
    2. [その他の文献]〔揚雄‐甘泉賦〕
  3. とうえい(倒影)
  4. とうえい(倒影)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「倒景」の読み・字形・画数・意味

【倒景】とう(たう)えい

下から照りかえす光。宋・軾〔潮州韓文公碑〕木衣被(いひ)す、昭回の光 李(白)・杜(甫)をして、參(まじ)はりて(かうしやう)す 汗れて、(張)・(皇甫)(しよく)走り且つ僵(たふ)る 倒景に滅沒してむべからず

字通「倒」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む