倒景(読み)とうけい

精選版 日本国語大辞典 「倒景」の意味・読み・例文・類語

とう‐けいタウ‥【倒景】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 地上四千里にあり、上は天に近く、下は日月を見るところ。
    1. [初出の実例]「上則跨蒼蒼。而翺翔。下則躡倒景。而徉」(出典三教指帰(797頃)中)
    2. [その他の文献]〔揚雄‐甘泉賦〕
  3. とうえい(倒影)
  4. とうえい(倒影)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「倒景」の読み・字形・画数・意味

【倒景】とう(たう)えい

下から照りかえす光。宋・軾〔潮州韓文公碑〕木衣被(いひ)す、昭回の光 李(白)・杜(甫)をして、參(まじ)はりて(かうしやう)す 汗れて、(張)・(皇甫)(しよく)走り且つ僵(たふ)る 倒景に滅沒してむべからず

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