倒置(読み)トウチ

デジタル大辞泉 「倒置」の意味・読み・例文・類語

とう‐ち〔タウ‐〕【倒置】

[名](スル)さかさまに置くこと。特に、語順を普通と逆にすること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「倒置」の意味・読み・例文・類語

とう‐ちタウ‥【倒置】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) さかさまに置くこと。順序を逆にすること。位置をひっくりかえすこと。
    1. [初出の実例]「机案(つくえ)の上或は皿内に倒置すれば漏散し去て」(出典舎密開宗(1837‐47)内)
    2. [その他の文献]〔史記‐留侯世家〕
  3. 考えが間違っていること。誤っていること。
    1. [初出の実例]「及正像、異見競起、遂令弱植之徒、随偽辯、以長迷、倒置之倫、遂邪説、而永溺」(出典:顕戒論(820)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「倒置」の読み・字形・画数・意味

【倒置】とうち

置する。

字通「倒」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android