倦ねる(読み)アグネル

デジタル大辞泉 「倦ねる」の意味・読み・例文・類語

あぐ・ねる【×倦ねる】

[動ナ下一]いろいろ努力しても思うような結果が得られないで困ってしまう。もてあます。
今朝から美登利機嫌が悪くて皆な―・ねて困って居ます」〈一葉たけくらべ
[補説]現代では、「考えあぐねる」「探しあぐねる」のように、多く動詞の連用形に付けて用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「倦ねる」の意味・読み・例文・類語

あぐ・ねる【倦】

  1. 〘 自動詞 ナ行下一段活用 〙 もてあます。しつづけていやになる。現代では「さがしあぐねる」「待ちあぐねる」のように、多く動詞の連用形につけて用いる。
    1. [初出の実例]「連れもあくねる焼酎の大生酔」(出典:雑俳・柳多留‐一一八(1832))
    2. 「ふたりきりの時間が持ちあぐねるようになった頃」(出典:ふたりとひとり(1972)〈瀬戸内晴美〉)

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