精選版 日本国語大辞典 「倶利迦羅落」の意味・読み・例文・類語 くりから‐おとし【倶利迦羅落】 [ 1 ] 〘 名詞 〙① 倶利迦羅龍王が剣に巻きついた形のように、らせん状にくるくる回りながら落ちること。② ( 寿永二年(一一八三)木曾義仲が平維盛の軍勢を倶利伽羅谷に攻め落としたところから ) 敵軍を谷底に攻め落とすこと。[初出の実例]「攻め付けひしくは義経流、緩めて打つは楠流、くりから落し坂落し」(出典:浄瑠璃・国性爺合戦(1715)九仙山)[ 2 ] 謡曲。廃曲「太刀掘(たちぼり)」の別名。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例