偃仰(読み)えんぎょう

精選版 日本国語大辞典 「偃仰」の意味・読み・例文・類語

えん‐ぎょう‥ギャウ【偃仰】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「偃」は、伏す、休む、の意 )
  2. うつむいたり、あおむいたりすること。寝たり起きたりすること。また、運がよくなったり悪くなったりすることのたとえ。浮沈
    1. [初出の実例]「偃仰 ヱンキャウ」(出典:文明本節用集(室町中))
    2. [その他の文献]〔荀子‐非相〕
  3. 伏して休むこと。のんびりとしていること。無事で閑暇であること。〔詩経小雅北山

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「偃仰」の読み・字形・画数・意味

【偃仰】えんこう(かう)

気ままに起き臥しする。〔唐才子伝、張〕天寶中、官を謝し、故山に歸りて偃仰し、復(ま)た人に來(きた)らず。

字通「偃」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android