偏小(読み)へんしょう

精選版 日本国語大辞典 「偏小」の意味・読み・例文・類語

へん‐しょう‥セウ【偏小・褊小】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 狭く小さいこと。かたよって狭いこと。また、そのさま。狭小。
    1. [初出の実例]「琉球は、その国偏小(ヘンセウ)にして」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)続)
    2. 「今一方より直に其情実に就て之を見れば褊小なる私慾にて甚だ賤む可きに似たれども」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉外)
    3. [その他の文献]〔孟子‐梁恵王・上〕
  3. ( 偏小 ) 仏語。小乗にかたより執着すること。二空のうち人空だけを知り、法空を知らず、かたよっていること。大乗から小乗を批判していう語。
    1. [初出の実例]「信心を堅固にし、偏小邪路に入るべからず」(出典:貞享版沙石集(1283)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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