健診システム(読み)けんしんシステム(その他表記)automated multiphasic health testing and services; AMHTS

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「健診システム」の意味・わかりやすい解説

健診システム
けんしんシステム
automated multiphasic health testing and services; AMHTS

病気の早期発見を目的として行われる健康診断に,ME機器やシステム工学的手法を取入れて,それを合理化,能率化し,多数の人に多種目の検査を短時間で正確に施行するためのシステムをいう。このシステムには各種の自動検査機器,コンピュータなどが導入され,健診後の追跡調査,医療データの蓄積,検索,統計処理などを可能にしている。現在普通に行われている検査項目は,問診身長体重血圧心電図,胸部X線,胃部X線,肺機能,視力聴力眼圧,眼底写真,血液,尿,糞便などで,所要時間は2~3時間である。アメリカでは 1964年から,日本では 70年から開始され,次第にその施設数は増加している。

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