側節足動物(読み)そくせっそくどうぶつ(その他表記)Pararthropoda

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「側節足動物」の意味・わかりやすい解説

側節足動物
そくせっそくどうぶつ
Pararthropoda

環形動物から節足動物への進化過程に出現したと考えられる動物群で,有爪動物 (カギムシ類) ,緩歩動物 (クマムシ類) ,舌形動物 (シタムシ類) の3門が含まれる。しかし,これらの3門の間には直接の類縁関係はなく,体制分化がほぼ同程度であるという意味をもつにすぎないため,便宜的なまとめ方であるといえよう。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の側節足動物の言及

【舌形動物】より

…人間にも寄生することがある。 体表を覆っているキチン質のクチクラを脱皮し,表皮に繊毛がないなど,節足動物の特徴も見られるが,口器や付属肢がないなどから,真の節足動物門とは別に有爪(ゆうそう)動物門,緩歩動物門とともに側節足動物Pararthropodaとして扱われている。 舌形動物には約60種が知られている。…

※「側節足動物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む