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傾斜掘り けいしゃぼりdirectional drilling

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

傾斜掘り
けいしゃぼり
directional drilling

地表の坑口の位置と地下の油層ガス層に掘り込む位置とをずらす方法。この方法を利用すると,地表の限られた位置から油層またはガス層部分の広い面積のところに掘り込むことができるので,陸上の場合には坑口の設備を集約化したり,沿岸部海底からの採油,採ガスなどに便利であり,海洋の場合には少い人工島から多くの採掘を行うことができる。また掘削の途中でそのまま掘り進めない原因が発生した場合には,その部分から傾斜掘りにより下に掘り進むことができるので,新しく初めから掘り直す費用が節約できる。通常はある深度まで垂直に掘削してから各種の器具を使用して掘り込む方向を任意の方向に曲げ,その後はビット上の掘り管などの組合せとビット回転とビット荷重を調整しながら,掘り進む方位と傾斜を任意に調節する。坑井事故を防止するために,曲りの程度は掘進長さ 15mあたり1°以内とするのが普通である。

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