坑口(読み)コウコウ(その他表記)pit mouth

デジタル大辞泉 「坑口」の意味・読み・例文・類語

こう‐こう〔カウ‐〕【坑口】

こうぐち(坑口)」に同じ。

こう‐ぐち〔カウ‐〕【坑口】

坑道入り口。こうこう。

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精選版 日本国語大辞典 「坑口」の意味・読み・例文・類語

こう‐こうカウ‥【坑口】

  1. 〘 名詞 〙鉱山などの)坑道の入り口。こうぐち。
    1. [初出の実例]「坑主が呉々も余に注意せる、坑口(カウコウ)に程近き小屋に打臥し居る人々の事をも忘れて」(出典寧馨児(1894)〈石橋思案〉七)

こう‐ぐちカウ‥【坑口】

  1. 〘 名詞 〙 炭鉱などの、坑内へはいる入口
    1. [初出の実例]「その坑口の密閉が三年後にか、五年後にか開かれた時」(出典:海に生くる人々(1926)〈葉山嘉樹〉三七)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「坑口」の意味・わかりやすい解説

坑口
こうぐち
pit mouth

竪坑斜坑水平坑道などの地表における開口部をいう。位置は一般に,地表やその付近の地質の状況,鉱体性状などを考慮して決定される。地表の状況を例にとれば,河川増水により坑口が水没するおそれがないこと,鉄道の引込みに便利なこと,事務所,工場,住宅などの施設を建てる地積が十分あること,ぼた (廃石) の捨て場があること,用水を得やすいこと,地価が安いこと,などが坑口位置選定の条件となる。

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