普及版 字通 「僑(漢字)」の読み・字形・画数・意味
僑
14画
[字訓] たび・かりずまい
[説文解字]
[その他]
[字形] 形声
声符は喬(きょう)。〔説文〕八上に「高なり」とするが、その義の用例をみない。喬は高(京のようなアーチ状の門)の屋上に呪飾としての表木を施す形。神事に用いる桙立(ほこたて)と同じく、神を招いて宿らせるところで、僑とはもとお旅所(たびしよ)の意であろう。一時神を迎え遷しておくところである。それよりして僑居・僑寓の意となる。
[訓義]
1. おたび、たび。
2. かりずまい。
3. 一時身をよせる。
[古辞書の訓]
〔立〕僑 ヨル・ヤドル
[語系]
僑・・橋・・翹giは同声。高k、khiも声義近く、みな高挙の意をもつ。もと神を迎える神事に関する語であった。
[熟語]
僑客▶・僑居▶・僑▶・僑寓▶・僑軍▶・僑戸▶・僑士▶・僑徙▶・僑住▶・僑処▶・僑人▶・僑装▶・僑置▶・僑民▶・僑立▶・僑流▶・僑廬▶
[下接語]
華僑・軍僑
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報