最新 地学事典 「優地向斜」の解説
ゆうちこうしゃ
優地向斜
eugeosyncline
正地向斜のうち,火山性物質(およびオフィオライト)の多いものについて,H.Stille(1940)が命名。チャートのような珪質岩や泥質岩に富む。劣地向斜とともに並行して大地向斜帯をつくるが,造山運動の第一期に地層の変形・変成作用・深成岩の貫入を受けて,上昇・陸化し,堆積盆地として残った劣地向斜に砕屑物を供給する。接頭語のeu-はギリシア語で「真の」あるいは「完全な」を意味し,優地向斜の語は槇山次郎(1956)の訳語。参考文献:J.Aubouin(1965) Geosynclines, Elsevier
執筆者:清水 大吉郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

