元博労町(読み)もとばくろうまち

日本歴史地名大系 「元博労町」の解説

元博労町
もとばくろうまち

[現在地名]和歌山市元博労町

六軒ろつけん町の西に続く横町であるが、中央付近を南北に通る筋の両側も当町に含まれる。西端はほり(伝法川)に面する片側町の西河岸にしがし二丁目。元禄一三年(一七〇〇)の和歌山城下町絵図には「馬喰町」とあり、馬商人の居住する町であったがその後実を失い、元の字を冠するようになったと考えられる。文政一三年(一八三〇)の御触書写(道成寺文書)では元博労町として町の東部を一丁目、西部を二丁目とする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android