元屋村(読み)がんやむら

日本歴史地名大系 「元屋村」の解説

元屋村
がんやむら

[現在地名]西郷町元屋

なか村の南東に位置し、北東部は海に面する。正保国絵図に村名がみえる。寛文二年(一六六二)には百姓一六・間脇百姓四・地借二・公文一・役人一、寺庵三・神社一、牛馬ともに二八疋(うち公文・役人・寺院で一六疋)であり(横地家文書)、これらの牛馬は農耕用・運搬役用とされる。貞享五年(一六八八)の「増補隠州記」によれば、田一〇三石余・九町余、畑一六石余・九町五反余。小物成は竈役面判銀(以下断りのない限り同銀)六匁・柄油一斗二升役二匁四分・核苧三八〇目役一匁・海苔六升役一匁二分・牛皮一枚役丁銀二匁五分、家数三六(百姓二六・間脇一〇)のうち御役目屋敷六、人数一八一、牛三五・馬二五、弓二、船数一〇。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android