元悪(読み)ゲンアク

精選版 日本国語大辞典 「元悪」の意味・読み・例文・類語

げん‐あく【元悪】

  1. 〘 名詞 〙 悪人たちのかしら。転じて、大悪人。元凶。
    1. [初出の実例]「朕今遵彼前例、欲元悪」(出典聖徳太子伝暦(917頃か)上)
    2. [その他の文献]〔書経‐康誥〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「元悪」の読み・字形・画数・意味

【元悪】げんあく

大悪人。元兇。〔書、康誥〕元惡は大いに(にく)まる。矧(いは)んや惟(こ)れ不孝不友なるをや。

字通「元」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android