日本歴史地名大系 「先手小路」の解説 先手小路さきてこうじ 山梨県:甲府市甲府城下先手小路[現在地名]甲府市朝日(あさひ)一丁目・北口(きたぐち)一丁目・丸の内(まるのうち)一―二丁目桜(さくら)小路の西に並行する南北の通りで、北郭内の武家地。北は竪(たつ)町口御門から南は二ノ堀の近くまでで、両側に武家屋敷が並ぶ。地名は甲府藩における先手組(鉄砲頭衆ほか)の屋敷が設けられたことに由来すると考えられる。「裏見寒話」によると、勤番士屋敷二〇軒がみえる。宝暦二年(一七五二)序の同書の著者で家禄三〇〇俵の野田成方もここに住した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by