先手小路(読み)さきてこうじ

日本歴史地名大系 「先手小路」の解説

先手小路
さきてこうじ

[現在地名]甲府市朝日あさひ一丁目・北口きたぐち一丁目・丸の内まるのうち一―二丁目

さくら小路の西に並行する南北の通りで、北郭内の武家地。北はたつ町口御門から南は二ノ堀の近くまでで、両側武家屋敷が並ぶ。地名甲府藩における先手組(鉄砲頭衆ほか)の屋敷が設けられたことに由来すると考えられる。「裏見寒話」によると、勤番士屋敷二〇軒がみえる。宝暦二年(一七五二)序の同書の著者で家禄三〇〇俵の野田成方もここに住した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android