ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「光学ガラス工業」の意味・わかりやすい解説 光学ガラス工業こうがくガラスこうぎょうoptical glass industry 望遠鏡,カメラ,顕微鏡などの光学器械に用いるガラスをおもに生産している産業。光学ガラスは純度の高いケイ砂やケイ石粉を塩酸,硫酸などで洗い,鉄分を除いたあと,ホウ砂,ホウ酸,炭酸カルシウム,酸化アンチモン,リン酸などを投入してるつぼで溶融し均質化したのち冷却してつくる。これらのなかからさらに質的にひずみのないものを選別して切削成形し,各種のレンズ類に仕上げる。レンズなど光学器械メーカーが兼営している場合がある。日本の光学レンズ工業は品質が高く評価されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by