精選版 日本国語大辞典 「光量子説」の意味・読み・例文・類語 こうりょうし‐せつクヮウリャウシ‥【光量子説】 〘 名詞 〙 光の波動性と粒子性のうち、粒子性に関して立てられた仮説。① 一九〇〇年、プランクが黒体輻射に関して最初に唱えた量子仮説。光を吸収する際に受けとるエネルギーは、光の振動数を ν(ニュー)とする時、hν (hはプランクの定数)の整数倍に等しいとして、光をエネルギーをもつ粒子であると仮定したもの。② 一九〇五年、アインシュタインがプランクの量子仮説を発展させて唱えた説。振動数 ν(ニュー)の光は hν のエネルギーをもち、その進行方向に hν/c (cは真空中の光の速度)の運動量をもつ粒子、すなわち光量子(光子)として伝播(でんぱ)するという説。光量子仮説。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例