児童遊園(読み)じどうゆうえん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「児童遊園」の意味・わかりやすい解説

児童遊園
じどうゆうえん

屋内型の児童館と並ぶ,屋外型の児童厚生施設の1つ (児童福祉法 40) 。認可基準は1区画 396m2ぶらんこ砂場,滑り台,ジャングルジム,ベンチおよび便所設備をもち,児童厚生指導員が指導する。都市公園法による児童公園の補完的役割をもち,主として幼児および小学校低学年の学童の利用を対象としている。その他,幼児らが身近に利用できる小規模な遊び場 (ちびっ子広場) も地方公共団体などによって設置が進められている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の児童遊園の言及

【児童公園】より

…また近年は,特殊な児童公園として,児童の交通道徳を涵養して交通禍を防止することを目的とした〈交通公園〉も造られている。児童公園の補足的な役割をもつものとして,児童福祉法(1947)にもとづく児童厚生施設の一つである〈児童遊園〉がある。児童遊園は,とくに幼児や低学年児童を対象とし,広場,ぶらんこ,便所のほか必要に応じて砂場,すべり台を設け,児童厚生員が配置(巡回でもよい)されている。…

※「児童遊園」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android