入洛(読み)ジュラク

デジタル大辞泉 「入洛」の意味・読み・例文・類語

じゅ‐らく【×洛】

[名](スル)京都に入ること。特に、貴人が都に入ること。にゅうらく。
明朝―仕まつる由きこえ候」〈古活字本保元・上〉

にゅう‐らく〔ニフ‐〕【入×洛】

[名](スル)都にはいること。じゅらく。「使者入洛する」

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精選版 日本国語大辞典 「入洛」の意味・読み・例文・類語

じゅ‐らく【入洛】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「じゅ」は「入」の慣用音 ) 都にはいること。特に、身分の高い人が都にはいることをいう。にゅうらく。
    1. [初出の実例]「征東大将軍参議右衛門督藤原朝臣忠文入洛。返上節刀」(出典日本紀略‐天慶三年(940)五月一五日)
    2. 「軍兵その数をしらず入洛(ジュラク)して」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)上)

にゅう‐らくニフ‥【入洛】

  1. 〘 名詞 〙 都にはいること。高貴な人について用いられることが多い。じゅらく。〔広益熟字典(1874)〕 〔北魏書‐叱列延慶伝〕

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