入田沢(読み)いりたざわ

日本歴史地名大系 「入田沢」の解説

入田沢
いりたざわ

[現在地名]青木村大字田沢

田沢川流域一帯の集落。下流からほら木立きだち木戸きど立谷たてげの総称)原池はらいけ弘法こうぼうの小集落を経て青木峠を越え、東筑摩ひがしちくま郡へ通ずる古道(現国道一四三号)があり、小県郡東部に本拠を置いていた豪族海野氏は鎌倉時代からこの道を越えて、会田あいだ(現東筑摩郡四賀村)を根拠地とし、更に安曇あずみ郡まで進出していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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