入鹿鍛冶屋敷跡(読み)いるかかじやしきあと

日本歴史地名大系 「入鹿鍛冶屋敷跡」の解説

入鹿鍛冶屋敷跡
いるかかじやしきあと

[現在地名]紀和町小栗須

村域の南東に入鹿鍛冶の本宗ほんそう屋敷跡がある。「紀伊続風土記」に「入鹿殿京都より来りし時、刀鍛冶を召連れ来り、本宗の師を入鹿仲実といひ、入鹿住ともあれは、仲実の時此地に来り、本宗の時専盛なりしにもあるへし」とあり、屋敷の広さを東西一〇間、南北一五間と記す。「諸国鍛冶寄」によれば、初代包貞の次に本宗が記される。三代目に「実綱入鹿」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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